入学の準備で持ち物に名前を書いていると、ランドセルの外側にまで名前を書いていいのか、手が止まることがあります。
外から名前が読めると、知らない人が名前で呼びかけるきっかけになってしまう。そのため、名前は外から見えない所に書く、という考え方があります。

でも迷子になったときは、見つけてくれた人に親の連絡先が伝わってほしい…
この記事では、その両方をかなえる方法のひとつとして、エア名刺の迷子タグをランドセルで使う方法をお話しします。
迷子タグは、かざした人にだけ連絡先を見せる札です


NFCという仕組みを使ったエア名刺のステッカーやキーホルダーは、「迷子タグ」として設定すると迷子札の代わりになります。
お子さんを見つけた大人が、ランドセルのタグに自分のスマホを近づけると、保護者の連絡先が並んだ画面が開きます。電話番号をタップすれば、そのまま電話をかけられます。見つけた人のスマホにアプリは要らず、ふだんのブラウザで開く仕組みです。
かざした人の画面に出るのは、次のような内容です。
- お子さんの写真と名前、保護者からのメッセージ
- アレルギーや持病など、知っておいてほしいこと
- 保護者の電話番号とメールアドレス、予備の連絡先(2件まで)
- 見つけた人から保護者へ連絡するための入力欄
タグそのものには、名前も電話番号も書かれていません。中のチップに入っているのは、この画面のアドレスだけです。出荷前に書き換えできない状態にしてあるので、拾った人が中身を別のものに上書きすることもできません。
迷子タグの機能は、どのプランでも無料です。安全に関わることなので、プランで区切らないことにしました。
連絡先を出すのは、登校から下校までの間だけにできます
迷子タグは、曜日と時間帯で表示を自動で切り替えられます。「平日の7時30分から17時まで」のような時間割を、5つまで登録できます。時間割は使わずに、手動でオンにしたままにしておくこともできます。
オフの時間にかざされると、「このタグは現在オフです」とだけ表示され、連絡先は出ません。家にいる時間まで保護者の電話番号を出しておく必要はないので、中の人としては、時間帯を決めて使うことをおすすめしたいです。
ふだんと違う日のために、1〜3時間だけオンにして自動で戻す今だけ外出中と、学校を休んだ日などにその日だけ自動切り替えを止める今日はお休みも用意しています。
祝日と振替休日には平日の時間割を使わないので、学校が休みの日に平日と同じ表示が出ることはありません。きょうだいがいる場合は、同じ時間割をもう1つのタグへそのままコピーできます。
かざされたら、保護者にメールが届きます
オンの時間にタグがかざされると、アカウントに登録しているメールアドレスへお知らせが届きます。同じタグの通知は30分に1回までですが、読み取られた地域が変わったときはすぐに届きます。
見つけてくれた人がいまいる場所を送ってくれたときは、おおよその位置(100メートルくらいの単位)も届きます。迷子タグにGPSは入っていないので、保護者の側からお子さんの居場所を追いかけることはできません。
設定は保護者のスマホで
届いたステッカーやキーホルダーには、設定用のアドレスがはじめから書き込んであります。アプリを入れたり、自分でタグに書き込んだりする作業はありません。
設定画面が自動で開きます。iPhoneはロックを解除して画面を点けた状態で本体の上のほうを、Androidは設定でNFCをオンにしてから背面の中央あたりを近づけてください。
ここで作るのは保護者のアカウントです。
ログインが終わると、「このカードは『迷子タグ』にもできます」という案内が出ます。そこから種類(お子さま)と保護者の連絡先を入れて作成すると、そのグッズは迷子タグとして開くようになります。その場で決めなくても、あとから管理画面の「迷子タグ」で作ってグッズを紐付けられます。写真やメッセージ、予備の連絡先も管理画面で足せます。
時間割を使う場合は登録してから、オンの時間に別のスマホでかざしてみてください。画面の見え方と、保護者あてのメールが届くかどうかを、いっしょに確かめられます。
電話番号や時間割は、あとから何度でも書き換えられます。保存した時点で反映されるので、タグにかざし直す必要はありません。



画面に出す名前は、下の名前だけにしておくこともできます。どこまで見せるかは、ご家庭の考えに合わせて決めて大丈夫です。
ランドセルのどこに付けるか


ランドセルに付けるなら、エア名刺のステッカーかキーホルダーです。迷子タグとしての機能は同じなので、付けたい場所で選べば大丈夫です。
キーホルダーは、外から見える所に
ファスナーの引き手や横のフックに付けます。外に下がっているので、お子さんに声をかけた大人の目に入りやすい付け方です。反射材のキーホルダーを付けているなら、同じ場所にまとめておくと、ランドセルの見た目もごちゃつきません。
ステッカーは、かぶせの裏や内ポケットに
ランドセルの見た目を変えたくないなら、かぶせの裏側や内ポケットなど、ふだんは見えない所に貼れます。
ただ、外から見えない場所は、見つけた大人も気づけません。ステッカーにする場合は、「困ったときは、近くの大人にここを見せてね」と、貼った場所をお子さんに教えておいてください。
想定している場面と、できないこと


たとえば、出かけた先でお子さんがひとりになり、お店の人や通りがかった大人が声をかけてくれたとき。お子さんが慌てて親の電話番号を言えなくても、タグをかざせば連絡先が分かります。公園に置き忘れたランドセルを見つけた人や、避難所で保護者を確かめたい係の方にとっても、連絡の手がかりになります。
とはいえ、迷子タグだけで子どもを守れるわけではありません。
- 見つけた人がタグに気づき、NFCに対応したスマホでかざしてくれることが前提です。かざすという使い方を知らない人もいます
- 画面を開くには、かざした人のスマホがインターネットにつながっている必要があります。電波が届きにくい場所や、通信がつながりにくいときは開けないことがあります
親の電話番号を言えるように練習しておく、困ったときに声をかけていい大人を決めておく。そうしたふだんの備えと組み合わせて使ってください。タグを付けるときに、何のためのものかをお子さんと話しておくのもいいと思います。
ほかの方法とくらべると
| エア名刺の迷子タグ | GPS端末 | QRコードの札 | 手書きの名札 | |
|---|---|---|---|---|
| 外から名前が見えるか | 見えない | 見えない | 見えない | 見える |
| 見つけた人に必要なもの | NFC対応のスマホ | (保護者が位置を見る) | カメラ付きのスマホ | なし |
| 保護者が居場所を知る方法 | 見つけた人が送ったときだけ | 端末の位置を見られる | 製品による | なし |
| 電池・充電 | いらない | 必要 | いらない | いらない |
GPS端末は保護者がお子さんの居場所を探すための道具で、迷子タグは見つけた人が保護者に連絡するための道具です。そもそもの役割が別物です。
QRコードの札は、ほとんどのスマホのカメラで読めるのが強みです。手書きの名札はスマホがなくても誰でも読めますが、名前や電話番号がそのまま見えてしまいます。
迷子タグを選ぶ理由になるのは、名前を外に出さずに済むことと、時間帯で表示を切り替えられることだと思います。
よくある質問
- ガラケーでも読み取れますか?
-
読み取りには、NFCに対応したスマートフォンが必要です。iPhoneはXS以降(2018年以降のモデル)、Androidは多くの機種が対応しています。いわゆるガラケーの多くは読み取れません。
- タグをなくしてしまったら?
-
お問い合わせからご連絡ください。なくしたタグを使えない状態にする対応をいたします。
キーホルダーかステッカーか
外に下げて気づいてもらいやすくするならキーホルダー、ランドセルの見た目を変えたくないならステッカーです。キーホルダーとステッカーは、それぞれショップの商品ページからご注文いただけます。
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