散歩の途中で、何かに驚いた拍子にリードが手から抜けてしまう。宅配便を受け取っているあいだに、開いた玄関から出ていってしまう。犬や猫と暮らしていると、こういう場面が頭をよぎることがあると思います。

もし迷子になったら、見つけた人はどうやってうちに連絡してくれるんだろう
首輪に迷子札をつけておくのは、そのときのための備えです。エア名刺のキーホルダーも、迷子札として使えます。どんな仕組みで、どこまで頼れるものなのか。できないことも含めて書いておきます。


首輪のキーホルダーにかざすと、飼い主さんの連絡先が開く
エア名刺は、スマホをかざすとWebページが開くNFCのグッズです。NFCは交通系ICカードやスマホのタッチ決済と同じ仕組みで、数センチまで近づけたときだけ反応します。キーホルダーに電池は入っておらず、電波も出していません。
ふだんは自分の名刺ページを開くためのものですが、管理画面の「迷子タグ」で設定すると、迷子札として使えるようになります。この機能はどのプランでも無料です。
迷子になった子を保護してくれた方が首輪のキーホルダーにスマホをかざすと、飼い主さんの連絡先が並んだ画面が開きます。電話番号をタップすれば、そのまま電話がかかります。見つけた方にアプリを入れてもらう必要はありません。開くのは、ふだん使っているブラウザです。
見つけた方の画面に出せること
迷子タグの画面には、次の内容を載せておけます。
- その子の写真と名前
- 見つけた方へのメッセージ
- 持病やアレルギー、飲んでいる薬など、気をつけてほしいこと
- 飼い主さんの電話番号とメールアドレス
- 予備の連絡先(2件まで)
画面には、見つけた方が飼い主さんへ連絡を送れるフォームもついています。
メッセージ欄には、その子の性格も書いておけます。たとえば「怖がりなので、大きな声を出さずに近づいてください」のように、抱き上げる前に知っておいてほしいことです。
かざされたことは、メールで届きます
キーホルダーが読み取られると、アカウントに登録しているメールアドレスへお知らせが届きます。同じタグの通知は30分に1回までですが、読み取られた地域が変わったときはすぐに届きます。
見つけた方が画面から「いまいる場所」を送ってくれた場合は、だいたいの位置(100メートルくらいの単位)も分かります。送るかどうかは見つけた方が決めることなので、毎回届くわけではありません。
表示する時間帯を決めておける
迷子タグは、オンとオフを切り替えられます。オフのときにかざされると「このタグは現在オフです」とだけ表示され、連絡先は出ません。
切り替えは、曜日と時間帯で自動にすることもできます。朝と夕方の散歩の時間に合わせるなど、5つまで登録でき、夜をまたぐ設定にも対応しています。いつもと違う日に使えるのは、1〜3時間だけオンにする「今だけ外出中」と、その日だけ自動の切り替えを止める「今日はお休み」の2つです。
ただ、ペットの脱走は散歩の時間に限りません。家から出てしまうのが心配な子なら、時間で区切らずにオンのままにしておくほうが合っていると私は思います。
迷子タグは1つのアカウントで10個まで。2匹目がいるときは、同じ時間割をもう1つのタグにそのままコピーできます。
できないこと、前提になること
よいところばかりではありません。迷子札として使う前に、次の点は知っておいてください。
- GPSではないので、いまどこにいるかを追いかけることはできない
- 見つけた方がNFCに対応したスマホを持っていて、実際にかざしてくれることが前提になる
- 画面を開くには、見つけた方のスマホがインターネットにつながっている必要がある
見た目はふつうのキーホルダーなので、保護してくれた方が「これにスマホをかざせばいい」と気づくとは限りません。iPhoneならロックを解除して本体の上のほうを、Androidなら設定でNFCをオンにして背面を近づける必要があり、そこまで知っている方ばかりではありません。
名前と電話番号を書いた迷子札は、誰が見てもすぐに分かるのが強みです。エア名刺は写真や注意してほしいことまで伝えられて、読み取られたことが飼い主さんに届きます。得意なことが違うので、両方つけておく意味があります。



中の人としては、エア名刺だけに任せずに、文字の迷子札やマイクロチップなど、ほかの備えと一緒に使ってほしいです。
引っ越しや番号の変更があっても、作り直さなくていい
刻印した迷子札は、電話番号が変わると作り直しです。エア名刺のキーホルダーに入っているのはWebページのアドレスだけで、連絡先そのものはWeb上に保存しています。スマホで書き換えて保存すれば、次にかざされたときから新しい内容が表示されます。
帰省中に実家へ預けるあいだだけ、実家の番号を予備の連絡先に足しておく、という使い方もできます。
キーホルダーの中身は出荷前に書き込み、書き換えできないようロックしてあります。拾った人が別のページに書き換えてしまうことはできません。
迷子札にするまでの手順
届いたキーホルダーには、設定用のアドレスが書き込んであります。かざすと設定画面が開くので、アプリのインストールはいりません。
Google、LINE、メールアドレスのどれかでログインします。
ログインが終わると「迷子タグにもできます」という案内が出ます。そこから種類を「ペット」にして、写真や連絡先、メッセージを入れれば、このキーホルダーが迷子タグとして開くようになります。あとから管理画面のメニューの「迷子タグ」で作ることもできます。
名刺として使っているキーホルダーとは別に、首輪用を1つ用意しておくと迷いません。首輪につけたら、一度ご自分のスマホでかざして、迷子タグの画面が開くか確かめてみてください。
首輪用に1つ
迷子札は、使わずに済めばそれがいちばんです。それでも、見つけてくれた方が連絡しやすいように準備しておくことはできます。
首輪につける1つは、キーホルダーの商品ページからどうぞ。色はホワイトとブラックです。「全機能ガイド」には、迷子タグの実際の画面を載せました。
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